あるあり日記

個人的な感覚・感想

シャープ製マスクの初回販売の顛末

シャープによる不織布製マスクのネットからの初回販売が昨日行われました。

これは事前に会員登録をしている人に対してのネットでの販売で、1箱50枚入りで価格が2980円と送料660円の一人1箱までであり、その時に購入できた人はその日を含めて3日間は再度購入できないと言う条件付きでした。

価格的にはやや高価であるも国内生産と言う事を考えれば適切です。

しかしながら初回販売数が3000箱という極めて少量と言う事もありあっという間に完売すると共に、ネットでの購入申請が遅々として進まない、繋がらない、しかもIoTで繋がっているシャープ家電製品までに影響が及んでしまうなど踏んだり蹴ったりの惨状となってしまいました。

シャープでは今後増産していくとの事ですが、現在全国的にマスクなどの品薄がある状態でたかが20万枚/日生産したとしてもここだけでは解消できませんよね。

他社でもマスクの生産を始める動きが出ていますが、6月以降など時期的に遅れていますのでもはや個々人などで手作りされた布マスクの流行の方が、再度洗って使用できるためにそちらの傾向の方が現実的には早いと思われます。

以前にも取り上げましたが、知事を通しての医療機関対策でSBの孫正義さんが各知事に予防品などを無利益でもって提供ルートを確保し流通させる動きの方が本来の提供の仕方(あるべき姿)だと思っていますし本来ならば国家レベルでもってやるべき事です。

不織布製のマスクは本来花粉症に対して予防を発揮できるものであり、今回のコロナに対しては介護職経験者からしてもやや不足に感じていまして、サージカルマスク(感染者自身が外へウイルスを出すことに対して予防効果が高い)や医療用の防毒マスクなど高性能マスクの方が遥かに予防に適しているのが現実的ではないかと思います。

今はどんなのであろうとマスクをしていないと白い目で見られてしまう状態ですのでコロナ予防と言うよりも、予防している感を見せている、予防している感をいうものが心理的に作用しています。

不織布であれ手作りの布マスクであれ一応今の現状で安心感を与えてくれるのであれば一先ずは良しと言う事でしょうか?

そして現在緊急事態宣言が発令されている中で、各都道府県知事に対して予防品の徴収又は確保できる権限を付与されている時に、その予防品ルートの確保が出来ず、適切な販売店でもって販売されたり、医療機関への提供が出来ずに全く予防品の販売に適していないような店舗での販売が横行しているのは如何なものでしょうか。

中にはマスク転売対策の抜け道を通じて仕入れている所もあるようですし、価格に対しても少し疑問を抱くような販売価格で売っていると言うのも少なからず見られます。

本来あるべき(日常的に販売している所)ドラックストアやコンビニなどでの提供が見られずに、相変わらず品薄状態です。

このような状況を見聞きしていると個人的な考えで思うのは医療機関や患者、高齢者や基礎疾患を持っている人が利用している福祉施設などへ流通させることに対してのある意味で阻害感しか印象的に持てません。

まずは少なくともコロナに適応している予防マスクアルコール消毒手袋防護服などは本来流通を優先的にあるべき所へ行き渡らせるべきです。

もう一つ現時点で心配なのは医療従事者や保育園に勤める人々が日に日に感染してしまう事例が多くなってきている事がとても危惧されます。