あるあり日記

個人的な感覚・感想

メディア・マスコミに関する見出しの危うさについて

沖縄への旅客機(航空便)でGW中の予約状況が約6万人に上っていると言う記事が出され、沖縄の知事が現状では旅行客に対して適切な観光が提供できない事と、3月中に旅行に訪れた人々によって4月には劇的に感染者数が一気に増加している現状と医療体制を考慮した上で自粛をするように呼びかけました。

ここで約6万人もの観光客がこの期に及んでも訪れるのかと記事の見出しを見ただけではその様に想像してしまうでしょう。

現実としては旅行客だけでなく沖縄県内在住の利用者や仕事での利用や往復利用なども含めても約5万人余りと全体を含めての人数と言うのが内情です。

勿論旅客機ですが物流に関する運送も含めて稼働していますので、ただ単に約6万人も予約が入っていると言った事だけが独り歩きして、詳細を確認しなかった事による誤報で、これも間違った報道の仕方の一例と言えます。

話は変わりますが、コロナウイルス蔓延に伴い緊急事態宣言が発令し危険区域道府県が指定されてから、一部事業や役職によりテレワークと言う在宅での勤務が推進している所で、書類などにおける決裁や確認に使用される押印・捺印について手続きの簡略化を目指し縮小させていく意見なども見られますが、現在はネット社会が進んでいるとは言えネットにおける脆弱性と言うものも進化していますのでハンコ文化を一部は社内だけなどすると言う事が可能に思えます。

しかしながら外部とのネットでのやり取りに関してはやや危うい側面も考えていく必要があり、ハンコ文化を無くすこと自体はまた新たなデメリットを考慮する必要性があります。

個人的ではありますがこれを推進している人は簡略化だけを考えているだけに過ぎず、デメリットを全く考慮していない人々と言うか、ここのデメリットに気づけない立場の一部職業の方たちの意見でしょう。

ネットワークやクラウド(仮想記憶空間)が発展している中で、個人情報などの漏洩事件が後を絶たないと言う事例や仮想通貨を盗まれてしまうような事件も出ている事例を考慮していないとも言えます。

それだけネット社会は未完全で防御面でもハッカーと言われるような集団や個人により脆弱性を見抜かれ、そこを突かれて事件となっているのが現実であり事実で、これは発達すれば発達する程にウイルス同様イタチごっこのような現象に近く、今後もこれからも無くなる事はありません。

また話は変わり、介護施設の休業に関する件数があたかも今介護崩壊に近づいている様な記事も見られましたが、医療崩壊以前から緊急事態宣言と危険区域道府県の指定がなされて以降、自粛や一部施設利用者や職員の感染と休校に伴う職員の人員不足によってとっくに休業や自粛を特に危険区域道府県指定時点でこれは起きていた現象に過ぎず、今危ういではなく既に一部では介護崩壊しています。

自身の勤めている福祉団体の関連施設では危険区域道府県に指定されていますが、地域的に幸いと感染者が殆ど確認されていない状態であり関連している介護事業は感染対策措置をしつつ運営してるのが現状です。

このようにマスコミの報道の仕方、特に見出しだけを見てしまうとただ単に不安感や自粛ムードの強制による弊害、新たな買い占めや高額転売に拍車をかけるだけです。

見出しだけではなく事実内容の確認・詳細・経過をしっかりとした上で意見や評価、行動などをしていかなくてはなりません。