あるあり日記

個人的な感覚・感想

生活給付金制度を悪用した犯罪が出てしまった

昨日、市区町村にある社会福祉協議会の補償制度の一つである生活福祉資金の貸付に関する犯罪が、コロナ騒動に乗じて日本で初めて摘発(発覚)されました。

社会福祉協議会ではこうした生活に困窮している人に対して生活福祉資金や小口での住宅費用貸付制度などが幾つか存在しています。

市区町村役所や都道府県庁または国での補償制度などは大方の人々が報道などにより周知している事と思いますが、社会福祉協議会という普段においては余り関りが無く、存在自体余り知られていない様な福祉団体が市区町村単位であり、役所以外でも生活困窮者や自然災害などによる貸付補償制度、ボランティア活動、赤い羽根共同募金など実は幅広く福祉関係に携わっています。

自然災害などや一般的にある生活困窮者に対して10万円の貸付制度である今回の生活福祉資金制度を悪用した犯罪の発生をコロナ騒動における給付金詐欺へと発展させてしまいました。

少し細かく言えば一世帯又は一人当たり10万円であり、2人以上であれば条件などによりますが20万円までの貸付制度を利用する事ができます。ただあくまで無利子での貸付ですので据え置き期間はありますが、いずれかは支払いをしなくてはならない点に注意です。

以前この制度を知っていた自身が自身の管轄内にある社会福祉協議会へたまたま行く機会があり、職員の人との会話の中でこの制度自体よくわかってない人がいる可能性がある事と、しっかり証明などの確認を行わないと悪用したり勘違いするような人が出てくるから、対応するときにはよく分かりやすく説明をした方がいいですよと話したばかりです。

今回の悪用した犯罪が発生した原因については詳細は不明ですが、証明書などの書類を偽造しそれが通ってしまったと言うのも制度に対応する機関がしっかりと確認出来なかった事による事例でもあり、犯罪例でもありました。

国による一律10万円の給付措置などもあり勘違いしてしまったり、給付に対する詐欺にも悪用されてしまう事件も少なくは無いでしょう。

また地方自治体を語る偽のホームページなるものも出ている事からネットでの申請や情報収集などにも注意していきたい点と言えます。

この様な火事場の泥棒的な犯罪は自然災害時でもこうしたコロナ騒動などの時期には絶対と言っていい程悪用した犯罪や詐欺が横行していますので重ねて注意して行きましょう。