あるあり日記

個人的な感覚・感想

雇用調整助成金の拡充方向

未だに一時給付などにより一時的な助成は見られているものの、継続的な支援策に乏しいが為、個人でも事業者でも非常に辛い状況が見受けられます。

政府では雇用調整助成金に対して、当初は1回あたり約8300円程の給付を示していましたが、今回は15000円まで上限を上げ、更に期間と1か月の給付上限も変更され拡充される見込みとなります。

しかしながら現実的には持続的給付金など含めても経済的に賄っていけない所と、申請方法の煩わしさなどにより採用する見込みはやはり少ないのではないかと思います。

また体力のある企業においては企業自体で雇用者に対して独自の救済措置などを行っている所も現実的には少数であるものの存在しています。

やはり持続的給付金の委託に対する信頼感が薄れるような出来事も報じられているように、企業として採用するようなシステムなどに合致していない感があり、雇用調整助成金が拡充されたとしても全体的な長期での経営に対する支援とまではいかない可能性が高く、現実的には採用したとしても縮小や倒産などを防止するまでには至らないと思われます。

需要と供給を見たとしても、需要が生活必需品など日常生活維持に関わる物だけが消費され、趣向品のような高額な商品に関しては中々景気として消費が少なく、また我慢をしてしまう状況下にある為に供給するにあたっても消費していかない可能性が高いことから、平常に戻るまでに時間が掛かると思われ事業展開や生産などを抑えてしまう傾向があります。

当然体力のない所は支援されても一時しのぎになるだけでその後社会から消えていく事が考えられます。

持続的と命名されているだけで現実的には余り意味のない政策となるでしょう。少なくとも今回の雇用調整助成金の拡充により範囲は狭いと言えども活用して残っていける企業がある事を望んでいます。