2020-06-05 次亜塩素水の次はオゾンガス消毒か?既に信用に値しない オゾンガス 医療・介護 新型ウイルス 次亜塩素酸水 科学 社会 アルコール消毒 緊急事態宣言の発動期間が終了し、少しずつ日常的な生活を取り戻しつつある中で、一部では感染者(患者)の再拡大みたいな出来事を大げさに持って報じている部分もあり、第2波の懸念を煽る形となっています。 また消毒などの予防に関してもアルコール消毒・界面活性剤入りの洗剤での洗浄・次亜塩素酸水での消毒・既存の消毒方法の一つである次亜塩素酸ナトリウムでの消毒などが入り混じっている状態になっている所で、新たに物に対して使用する消毒用オゾンガス発生装置のような機械が流行しているようです。 オゾンですので単純に考えてO₃かと思います。 これは先にも既述したように人ではなく物に対しての消毒と考えられます。 ただ既存の消毒として厚労省より認可されているのはアルコール(エチルアルコール・エタノール)H₂C₆Oと次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)NaClOだけであり、次亜塩素水HClOは食品添加物として食品などの衛生管理の為に基本利用され、適切な精製法で作られ適切な濃度を保った物に関しては膜のある様なウイルスにも有効的である事は一応認められている状況です。 オゾンガスに関しても認可されていないと思われますが、一部適切な濃度や使用法により物に対しての消毒作用はあるようです。 しかしながら使用に関しては適切に取り扱える有識者や専門家などが実施するのが前提条件である事です。 一般的なそして日常的な空間などでは効能としてはやや不完全な所が考えられ、適切に消毒が実施されない事が予想でき、下手をすると人体に影響が及んでしまうような事態も発生しかねません。 除菌や消毒の名の元にウイルス予防への関心が高いがゆえに、そのオゾンガス消毒への対応が過敏になり、消毒さへできれば何でもかんでもと言う状況にあります。 このような新たな消毒方法に関しては健全で様々な研究経過や結果をもとに時間をかけ、更に厚労省が一般的な消毒として認可したような状態を待たなければ信用に値しません。 差し当たって一番恐ろしいのは、新たな消毒と言われる製品で間違った認識や使用方法などをして、事故につながる事例が出てくるのではないかと心配でたまりません。 恐らく今後新たな新事実などが様々な媒体でもって発表されていくでしょう。