あるあり日記

個人的な感覚・感想

平等とはいったい何なのか?

ふと介護現場に携わっていた時の事を思い起こした時に、利用者さんからよく「時代が変わった」とか「今の若者たちの考えが分らん」など、世代と時代間ギャップによくある話を聞きます。

多くの利用者さんが戦前戦中戦後あたりの方々が当時は多かったので、当然の事ながらそのような話題と言うか疑問や考え方の相違などがありました。

確かに戦後より復興し、高度経済成長を経て生活様式などが大きく変化してきているのも要因ではありますが、古来の日本における生活習慣や様式と男女の役割と言うものが欧米的な考え方に変化したのも大いにあります。

日本では欧米の様に奴隷と言った考え方が無く、男性も女性もそれぞれの役割があり、歴史的に見ても天皇を除けばほぼ平等であったと言えます。

現在ではこの古来からの日本人的な考え方はほぼ一転してしまい、異なる意味での平等が叫ばれているように感じてなりません。

生活習慣だけでなく働き方や核家族化が変化し、男性も女性も同等と言う意味の解らない平等があります。(語弊を招く言い方かもしれませんが)

古来の考え方では男女ともそれぞれきちっとした役割分担と言うものが当たり前のように出来ていて、それに対して疑問も殆ど無かったように感じます。

今では共働きが当たり前で、育児は専ら保育園や3歳児未満保育施設などに預けたり、片方の親(主に祖母)などが面倒をみたりするなど育児だけでも大きな変化が見られます。

欧米的な考え方が主流となった現在では、昔には無かったような格差が生じてきて、日本人の生態系(習慣や考え方・立場)に大いなる変革が生まれ、結果的に少子高齢化を招いてしまいました。

この様な現状に対して真の日本人としての平等とはいったい何であろうか?と考えるに至りました。

そもそも男女の格差などと考えること自体が間違っている様な気がしてなりません。(これもまた語弊を招くような言い回しになってしまいました)