2020-06-24 熱中症と脱水症状に注意する時期です 熱中症 脱水症状 予防 健康 医療・介護 梅雨時でありジメジメしている事もあれば、急に蒸し暑いような天気になる事も出てくるでしょう。 この様な時期は年代性別を問わずに注意して行かなければなりません。 主な熱中症(脱水症状)の症状をまとめます。 ◎症状として ・軽度:気分が悪い・痺れ・痙攣・こむら返り・筋肉痛や硬直・血圧低下・皮膚の蒼白など(この段階で適切な予防措置をしていれば大事には至らないかと思います) ・中等度:疲労感・頭痛・嘔吐感・倦怠感・脱力感・大量発汗・眩暈・下痢など(所謂脱水症状の状態ですので適切な処置が必要で、場合によっては受診を進めます) ・重度(以前は熱射病とも言われていた):深部体温の上昇・意識の混濁や喪失・肝臓、腎臓機能障害・血液凝固障害など(ここまで来ると受診や搬送レベルであり、高齢者や持病を持っている人などは悪化し最悪死に至る場合があります) ◎主な原因として 気温の上昇・多湿・温度の著しい変化(夏場でなくとも冬場では異なる病気の要因ともなる)・厚着・季節(特に梅雨時から夏場)・熱い中での長時間運動(労働)・認知症(暑さが判らない)・飲酒(特にビールが夏場は美味しいが、血流が良くなり過ぎて体温上昇と発汗などを促進させてしまいますので注意)・単純に水分不足など ◎対応として 水分補給・塩分補給・薄着・日陰(涼しく風通しの良い所)で休む・体を冷やす(腋下または鼠径部辺りが適切、首周りは進行度により脳へのダメージを与えるので注意)・受診・搬送など(搬送まで至らないように注意、腋下は両脇で鼠径部は両股辺り) ◎予防方法として こまめな水分と塩分補給・こまめに休息する・風通しの良い衣装など ◎追記として 高齢者や持病(心疾患・糖尿病・臓器系疾患など、それに伴う水分制限がある人)を持っている方は悪化しやすいので注意が特に必要である事と、認知症状の一部である温感鈍化がある人も注意です。 これらの症状や予防に注意しながらこの梅雨時から夏終盤までは過ごして頂きたいと思います。 とは言えども仕事などでどうしても休息や水分補給が出来ない状況もあり、毎年多くの方が発症している現状もあります。