2020-06-25 食中毒に注意したい時期です!! 食中毒 予防 環境 社会 風習 この梅雨時から夏場までにかけて熱中症と共に注意していきたい事があります。今回は食中毒についてみていきます。 ◎主な食中毒として O157(腸管出血性大腸菌)・ノロウイルス(主に冬)・サルモネラ・カンピロバクター・黄色ブドウ球菌・寄生虫(時期問わず)などの食中毒 ◎時期 夏場は細菌性、冬場はウイルス性が多い、生もの(時期問わず)にも注意 ◎環境・発生状況 高温多湿(夏場・梅雨時)・低温乾燥(冬場)・不適切な保存管理と衛生環境・調理方法・消費期限切れなど ◎症例 近年カレーでも食中毒が起き話題となった(ウエルシュ菌、特に蓋を閉めた状態で常温で冷ましている時に発生しやすい) ◎適温 冷蔵品10℃以下・冷凍品-15℃以下・一般食品は商品に表示されている表示以下の適応した環境下での保存の状態を守る事 ◎予防方法として こまめな手洗い・しっかり洗浄、加熱調理・使い分け・煮沸消毒(多くは75℃以上で1分位加熱すると死滅する)・漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)などで消毒・適切な保管など この時期は特に保管状況などによる発生や食物に寄生虫が入っている物を適切に加熱調理せずに食べた場合での発生、高齢者の多くは昔ながらの勿体無いと言う考えからの長期保存での消費期限切れなどからの発生が見られます。 過去介護職時代によく利用者さんから「今の若い衆は直ぐに食べ物を捨てる」など何度となく聞いており、良かれと思った対応が高齢者にとっては冷たい(勿体無い)雰囲気に感じているようで、仮にしっかりと説明しても納得してくれる高齢者の方(戦前戦中戦後辺りを経験している)は少ないであろうと感じていました。 イベントや飲食店などではちょっとした不適切な事によって被害が拡大しやすい傾向もありますので注意をしていきたいところです。