あるあり日記

個人的な感覚・感想

間違った終の棲家と化す刑務所

一般的に少子高齢化が様々な分野において進行している問題点が指摘されている中で、今回は刑務所においての高齢者の取り扱いや終の棲家となってしまっている実態についてネット記事でありましたので取り上げていきます。

犯罪の軽重問わず刑期が長期であろうと短期であろうとも、刑務所内での高齢化と言うより持病が悪化していたり、身体的機能がかなり低下していたり、認知症が進行していたりする受刑者も多くなってきている様です。

一般社会とは異なる点としては刑務所は介護福祉施設ではないと言う事と、多少車いすでの移動であろうとも服役するにあたり軽作業があります。

しかしながら中には寝たきりなど到底作業を務める事などできない人もいるのが実情であり、介護などの専門家がいない刑務所では受刑者が受刑者の介護を担当(仕事として)すると言った場面もあります。

これらは介護施設で行われている様な食事や排せつ、入浴までが受刑者や刑務官などの行ってみれば介護の素人が行っている訳ですので、到底通常の福祉施設での介護とは異なった状態と言えるでしょう。

当然犯罪を犯して刑期があるので刑務所での服役は当たり前ですが、問題はこうした高齢化による刑務所での通常の服役が不可能な人もいると言うのが考え物です。

また認知症を患った高齢者などでも刑務官などによる支援は必要となり、服役後の生活においてもある程度の行き先を考える必要性が高いと言えます。

そして最も厄介であろうのは服役後に生活困窮者となってしまうが為にまた軽度の犯罪を犯し、衣食住が確保されている刑務所へわざと行こうとする人が一定数いると言うのも問題となっています。

こうした間違った終の棲家となってしまっている刑務所問題が現実的には存在しています。

刑務所は介護福祉施設ではありません。