あるあり日記

個人的な感覚・感想

知らぬ間に認知が進行し手遅れの状態に

未だに少子高齢化が進んでおり、コロナ騒動による帰省などの自粛もあり、特に疎遠がちな独居高齢者にありえる事例を見ていきたいと思います。

近年は核家族化と親との同居をしていない人々増え、田舎や過疎地などで一人暮らしになってしまう高齢者が多くいます。

例えば週末や月ごとなど定期的に帰省やこまめな安否確認などをしていても、身体的に衰えたり、認知が人知れず進行していて日常生活がほぼ不可能な状態となってから、施設入所を検討した上での在宅介護サービスなど利用するために、急遽で認定調査を申請するパターンが増えています。

近隣に人が住んでいても疎遠であったり、近隣から孤立した状態であったりしても会話だけは通常の様に出来るなどから発見が遅れるケースもあります。

自身の福祉関係の仕事でもこうしたケースが最近でも立て続けに何軒も発見し、これまでどうやって日常を送っていたのかが不思議なくらいまで認知機能が低下している人がいました。

比較的田舎や過疎地で多いかと思いきや人口の多い地域でもこのような事は目立たないだけで起こっています。

家族としても一時帰省や電話越しでの会話のみの状態把握というのは困難な事も多いので、既に在宅での介護以前の問題となってしまう事になります。

施設の入所と言っても直ぐには困難であるが為に、何とか在宅介護のサービスを利用して入所できるまでの時間稼ぎをすると言ったような事となってしまいます。

また認知機能が低下していなくとも独居高齢者の多くは長年住んだ自宅から他の子供たちのいる地域へと移る事を嫌うケースもありますので、こうした事態になるまで独居で居続けると言った事もあります。

また認知が進行していて受診を拒否したり、在宅サービスを受け入れなかったりなどする場合も少なくありませんので注意が必要です。

離れて暮らしている人々は親御さんの状態などを特に気にかけて手遅れにならないように気を付けていく必要があります。