あるあり日記

個人的な感覚・感想

福祉における緊急避難事例について

避難すると聞くと主に自然災害などによる退避を思い浮かべる人が多いかと思いますが、今回はそういった自然災害などではなくDV行為があったり精神的な障がいを持つ家族での事例を挙げていきます。

まずDV行為における緊急避難又は一時的な保護では、精神的な障がいで起こる暴力行為では無くて社会的なストレスや性格による事が起因するような発生が起こり、所謂被害者家族の緊急避難と一時保護があります。

これは被害者家族の年代にもよりますが子どもであれば児童保護(擁護)施設、成人世代では転居やNPO法人などによる保護施設、高齢者においては高齢者居住施設などがあります。

一方で精神的な障がい者家族における暴力であったり介護疲れの場合は多少異なります。

精神障がい者の精神的不安定さからくるDVでは一般的な緊急避難や一時保護も同様にありますが、精神障がい者を更生保護施設や入院治療をさせる事による回避の仕方もあります。

ここで緊急避難事例における重要な事ですが、被害者の避難先などを何処まで保護(秘密にする)できるかがカギとなります。

DV行為に及ぶ家族が障がい者であれ健常者であれども、被疑者がある程度落ち着きを取り戻したり、一時的に更生できた時に検索するような行為が出来る場合であれば自治体でも福祉団体でもいつまでも隠し通せるわけではありません。

逆に異なる形でもって関係ない人などに被害が出てくる可能性もあり、非常に困難な事例であります。

常習に近い形の事例の場合は警察などの介入もあったりと、保護状態が保てる可能性が高いですが、初回などの事例の場合は更生や治療などにより安定が保てる状態となれば、緊急避難や一時保護を解除せざるを得ない場合があり、上手くいけばいいのですが多くは再発の事例が実はある事です。

また恐ろしい事はそうしたDVであったりする人に限って変な部分での知恵が回りますので、関係者各位で協力連携したとしても最悪の事態を招く結果となってしまいます。

更にネットなどが発達したにしても気軽に相談できない状況の人々も世の中には多く存在していると言うのが現状では無いのでしょうか。