あるあり日記

個人的な感覚・感想

ストーカー規制法制定より20年経過の現在

ストーカー、いわゆる過剰なまでの付きまといや待ち伏せ、しつこい又は無言電話やメールなどの送信における規制法の基本が制定されてから約20年が経過しました。

この20年の間にも痛ましい事件などは続発し法改正が幾度もなされ、警告から始まる規制から警告なしの刑罰への強化へと簡単に言えば変化しました。

これもネットニュース記事を見て改めて考えてみた(思い起こした)事で記事としました。

過去においてはストーカー(行為・行動)と言う定義が曖昧であり訴訟や警告に至るまでにどんだけ被害にあわれてきた方々が苦労し、又は残酷にも殺害されて事件となってからでなければ公には報道されない、周知されてきていなかったのかが分かります。

この過去では主に芸能人などが被害にあうと表ざたとなった事例は多いものの、一般人では酷い被害を被らない限りは規制すら行われていませんでした。

ここで相談窓口や弁護士、警察などが主に取り扱いや規制・摘発などをする機関であったものの曖昧な定義と規制の脆弱さにより、結局のところ解決手段は出来ていません。

定義や刑罰などが改正されてきた現在でも痛ましい事件は起きており、ニュース記事で見る摘発・刑罰対象数がここ3年で8倍まで膨れ上がっていると言う記述の通り、そこまでに現実的には被害が多かったと言えるのでしょう。

また一方でニュース記事によると警告に至る件数は減少していると言うやや誤解を招くような書き方をしていますが、警告なしでの刑罰対象となる人数が8倍までに膨れ上がった事を見ると、潜在的には未だに報われていない、救いの手が届いていないと言う現実があると言う事を突きつけられていると言う見方も出来ます。

主にストーカー被害で起きるストーカーに至るまでの経緯は様々であり、夫婦間での離婚(結婚していないカップルでの別れ)からその後が原因であったり、一方通行による極端な片思い的な人や熱烈なファンみたいな人々も行き過ぎるとこういう行為に至るケースもあり、日常的な生活間でも起こっています。

ここでよく犯罪者などが精神衰弱状態・心身摩耗状態であり、適切な判断が出来なかったなどと言うような事はストーカーには通用しません。

どちらかと言えば被害者が精神的な困憊状態になっていて日常生活において支障が出て来ていると言うのが現実的です。

また現行の規正法では残念ながら救う事の出来るであろう当事者を救う事が出来ず、最悪のケースを招いてしまう事が規制法によって更に悪化したとも言える状況です。

いじめ(又はDV)問題・ハラスメント問題・育児問題なども同様にまだまだ改正の余地が多々あると言う事と、個の最優先順位意識や倫理・モラルにおける欠如や意識・認識不足も現代社会における問題点であると考えています。

現在ではテレビ・ネット記事など情報が笑えるくらい氾濫していて、極端に高位な偏った知識や中途半端な知識があるが為に起きる事件と言う物もあると言う事を認識して頂きたいと思っています。

まあしかしながら現在では生半可な制度では逆手に取られる時代でもあるので、制度改正においても改正すればいいと言う訳ではない事も認識してほしいと思います。