あるあり日記

個人的な感覚・感想

来年改正の電子帳簿保存法で混乱

現在はコロナ騒動と自民総裁選、衆議院選挙と目まぐるしく報道ネタは尽きない。

そんな中で来年1月早々に電帳法の改正が訪れているのは余り詳しくは報道されたり、周知されていない。

今回の改正により請求書発行などネットでの取引で行われ、請求先から予め受付印(確認証)に代わるデジタル受付印の認証に関わる物を、予め取引先から購入しておかなければならないと言うおかしな改正である。

勿論、反対に領収書を発行する相手側においても同様の取引が必要になる事となるでしょう。

また、発行するにあたり改ざん不可能な状態(データ)を求められる。

これは今まで紙による請求書・領収書などの保存を基本的にその会社のデジタル経理システムへ保存すると促すと言う義務を付けられる。

自身もあまり詳しくは法的にはどの程度の規制が及ぶか正しくは分からないが、少なくとも社内ネットワークにおいてだけで行っていた経理に対して、通常のネットワーク或いはメールでの認証と経理システムに対しての保存が必要になってくるために、幾ら改ざんが不可能な様にしたとしても、電子機器がシステムで管理している限りは既存の個人情報漏洩問題やデータの乗っ取りがいとも簡単にやられるようでは、返って偽造がしやすいとも取れます。

勿論紙媒体での発行などでも偽造が横行していたが、デジタルにしたところで情報処理技術に詳しい人なら分かると思いますが、返って偽造かどうかも分からなくする事が出来る事も技術的には不可能ではありません。

仮想通貨においても他に漏れず、ブロックチェーン技術が優れていてもハッカーによる流出が起きている現実を考えるべきです。

デジタルにすれば便利で迅速化できるが、一方でそれに対応できる人材が未だ日本においては少ない状況を考えると個人的には脅威に感じます。

また、日本ではまだ紙媒体での取引が減ってはいるものの無くなりはしない事から、導入する企業が限定的な事態だと考えます。