あるあり日記

個人的な感覚・感想

来年度より施行される成人年齢の引き下げについて

来年4月より成人の年齢が18歳からと移行期間に入ります。

現在では社会経験こそ殆どないものの、大人びいた子どもと言うのが多くなってきている状況下となり、幾度かの議論の末に成人の年齢と言う物が引き下げられる現状となってしまいました。

これに関して様々な賛否両論の意見はあれども、時代に即した流れではあると個人的には感じています。

ただそれでも20歳からしかできない事もごく少数は存在しているのもあり、何とも矛盾している点も考えられます。

人それぞれ歩んでいく人生は異なれど、大学へと行く学生も少なくは無い為に、高校を出て社会へ飛び込む人と、大学へ出て社会へ飛び込む人とでは経験値の差が大きく変わり、更に知識的な乖離と、交友関係などの相違などが社会へ出てからかなり違う事から、新たなる変な格差みたいな物が生じる可能性は否めません。

また、就職難の状況下もあり個人が思っているほどに事は進まないという矛盾にぶつかる事も十分に想定され、転職をむやみやたらに行ってしまい、転落人生を送る羽目となる状態が個人的に思い描いている状況にあります。

理想との乖離では、知識があればある程に大きな歪が生まれる事で、とんでもない状況下となる事もあるかと思います。

コツコツと出来る事から基本に忠実にこなしていくと言うごく当たり前の思考がそもそもに無いような雰囲気があるので、異端児みたいなものに憧れる精神状態に陥る事があります。

経済的に余裕が無くとも勢いで家庭を早期に築き上げる人でも、何とかなる人もあれば何ともならない悲惨な状態に陥る人も少なくはありません。

また逆に知識による思想が暴走し、独身と言う状態を生み出す傾向も現在では少なくはありません。

成人年齢についての異論は個人的には無いにしても、現在の人間と言う生態系(種)として見た場合に果たして現状の社会の風潮は合っているのかと言う素朴な疑問を問いかける人は少ないでしょう。