あるあり日記

個人的な感覚・感想

ビックリするほど経済対策が曖昧過ぎる

マスメディアなどで新政権における経済対策が次々と非常に曖昧な物が打ち出されていて、各自治体では無駄に忙しい事であろう。

また、企業においては既知の政策に若干手を加えた賃金ベースアップに伴う税制の優遇措置が何故か真新しいような政策として大々的に取り上げられるのも不思議である。

賃金アップによる優遇政策では、賃金のみを狙い撃ちにしたものであり、それに伴う企業と労働者が支払う保険料のアップに対する税制優遇はされていない為に、何の意味もなさない。

これは前々安倍政権の頃から実行されていたが、いまいち正規雇用や日本人雇用の拡大には寄与されていない部分が既に実行済みであり、またまた不正雇用の拡大のみが横行している事は多くの人々が実感するところである。

更に個人的に驚いたのは雇用調整助成金の財源となる部分の多くは雇用保険料の保険料財源を使用していた事である。

それに伴い23年度からは雇用保険料と介護保険料(40歳から)の増額が決定していると言う驚きの財源と増税である。

殆どの人々が国債や消費税などから新たに確保されている物だと思っていただろうが、とんでもないインチキをしていて、増税まで決まっていたなどとは思ってもみなかった事象だ。

利用の仕方はまだましであるが、過去の厚生年金とかんぽのバブル仕様と枯渇問題を思い起こさせる。

ただでさへ保険料負担の増加と諸々の税金が地味に上がっているのを見ると、恩恵を受けている人は実は長期的に見ると殆どいないと言うのが正解かもしれません。