あるあり日記

個人的な感覚・感想

欧州連合の意向次第でコロコロとエネルギー問題が変えられる

今日のネットニュース記事で見かけたが、EUによるクリーンエネルギー投資として原発が検討されている模様だ。

世界的に見れば、環境問題などにより脱炭素と言う大義名分のもとで再生可能エネルギーの普及を近年打ち出したばかりである。

その中には火力は勿論の事、汚染が懸念されている原子力においても反対の波があり、陰では日本の自動車技術(ガソリン車)の台頭を崩さんとばかりに何かしらのいちゃもんを付けると言う明らかな言動が見られる。

EU連合の意向と欧州諸国ではそれぞれの思惑がある為に齟齬が生じているが、当面は日本・中国・米国に対する脱炭素と環境問題を上手く利用し、経済的・政治的にも優位な立場に返り咲こうと目論んでいる事は間違いない。

英国のEU離脱によりだいぶEUの威光は薄れたものの、それでも歴史的に見るローマ帝国などを目指しかけたのは現代でも意気込みだけは衰えていない。

幾つかの大惨事を起こした大型原発では地震の少ない欧州においては適切であるが、日本などを始めとする地震大国などの自然災害の多い国などでは適切では無く、近代の技術で確立されつつある小型原発を恐らく含んでの原発推進をEUは考えているかもしれない。

ただそれでも原油をはじめとするCO²排出が懸念されるものに対しては依然として厳しい状態にある。

今回のこのEUが原発をクリーン投資と言う認識を示した事で、いかに欧州主導で環境問題とエネルギー問題などが反転するような事態が起こるのも考え物である。

こうなってくるとSGTsなどもただの流行みたいな程度で、何時考え方が変わってくるのかが分らない状態とも言える。

大元の発信は英国であるが、EUを離脱したためにまた異なった大義名分を使用した経済的な方向転換は元に戻る可能性がある。

すなわち原油(主にガソリン)の使用は大丈夫であると言った事を言い出す可能性すらある。

政治と経済を両立させるとやはりおかしな現象が起きる事は今回の件でも立証されたと個人的には思えて仕方がない。