あるあり日記

個人的な感覚・感想

今更ながら改めてしみじみと問題の大きさを感じる

よく少子高齢化により年金負担が高齢者1人あたり労働世代2~3人が担うと言う事柄を見聞きする。

しかしながらこれらは元々年金を積み立てると言った制度開始から、それらの積み立て財源が年々大きく溜まってきた当たり前の事象を軽視し、特に厚生年金を主流として多くの箱物事業などへ後先考えず利用した事による厚生年金事業の展開が、今となっては上記に記したように財源の枯渇(破綻)を招き、厚生年金保険料の負担増化に繋がっていると言う状態を改めて思い起こしています。

月々の厚生年金保険料と共に更にだいぶ前には賞与(ボーナス)への保険料負担も追加されたと言う経緯を思い起こし、そもそも年金事業自体が崩壊していたと言う見方が出来ます。

こうした保険料の増加と賞与などへの保険料追加でさへ、追い付かない程に財源が無いと言う現状を改めて考え直す必要があると個人的に今朝急に考えていました。

これとともに郵貯簡保事件も同様の事例です。

無駄に捨て置かれている年金事業による箱物などは今後整備するにしろ別の所からの税金負担が見込まれます。

高齢者が多いから年金負担が増加していると言うあからさまな嘘を鵜呑みにしている人々はこうした事件の背景を隠したいのか、それとも知らないのか分かりませんが、少なくとも厚生年金として積み立てた物を戻さずに、他の事へあたかも良い事のように使い切ってしまったので、厚生年金事業をある時期からゼロからのスタートと言うのが現状と言う事です。

そりゃあ今の世代が積み立てていると言う状況にならないのはこうした背景によるものであり、当然給付年齢も高齢化するし貰える金額も少ない訳だと考えるのが自然で、何ならこの保険事業を辞めて一度整理し国の責任の下で国債発行して還元し、民間保険事業者だけへと移行をする時期なのかもしれません。

当然の事ながら民間ともなれば損得があからさまに起こるので、年金と言う考え方自体を変えていかなくてはならないと思っていながらも、月々と賞与には厚生年金と健康保険料が引かれていると言う事実もいい加減にしてもらいたいと言う感じです。

ただ現在の財務官僚出身政権では増税一本槍づくめですので、終末思想的な考え方は宜しくないですが、何かしらの事態が起こらない限りは生活困窮者やギリギリでの生活をしている人々がゆとりある日常生活へと戻る事は永遠としてあり得ない感じも否めません。