あるあり日記

個人的な感覚・感想

機械や通信電子機器の多様化は浸透しにくい

今や多くの分野において機械化やデジタル化などが展開されて効率的で生産的な側面は推進されてきている。

一方でそうした機械や通信・電子機器などでは補えない側面も現れて来ている。

更に自動化により依存的な傾向が見られ、普遍的に起きない問題や不具合などは常に隣り合わせの状態であり、事が起きた時に対しての対応性があまり保障されていない。

どんなに発達しようが、生産・企画・制作、或いは不具合の解消・故障の過程では人間が操作・改善・修繕する事になり、それなりにその分野にたけている人材が不足しているように思える。

よくある光景として外部への委託や契約がなされるも、本来であれば小規模不具合程度では社内において専門職や部門を置くべきである。

現在では専門や部門が相違していると外注などにより対処する事が当たり前の様な産業構造になっているも、資金が潤沢な所ほどに何故か自己の企業においてその部門などを置かないのかが不思議な感じがある。

形式的にその部門を仮に置いたとしても結局は外注になる傾向が高い。

働き方の多様化により同種部門においての転職が多い現在では企業における機密情報の漏洩が高く、発展どころかそれを利用して似たような事を行う・活用すると言う側面が強いので問題となりやすい。

こうした機械や通信・電子機器の多様化における基礎的な知識が運用・使用側にも不可欠である事が当たり前になるも、中々進展するところは多くは無い。

未だに不必要な古典的な慣例の様な業務などもある為に真の効率性・生産性と言う面では実は分野により相違があるも未成熟である。

ただ先ほど記述した様に多様化による負の側面も浮き彫りになってきているので、完全に移行と言う事はならない。

その業種や職種により仕様が異なる為に、受注生産が主流になる傾向となる事から大量生産に向いた物は限られており、早期・安価・安定と言う側面で維持できない時代となっている。

自身の職種である介護福祉に関しても同様で、機械化やデジタル化などが謳われるも進展は現実的に難しくまた使用も限定的であり、マンパワーに頼る傾向である。

そして同様にそうした新たなる技術を使用するに対してのリテラシーも不十分であると感じている。

自身が20数年以上前に入社した時に、データベースのソフトを外部委託していたので、その時に使用していたソフトウェアレベルであればその当時の自身であれば少し時間を頂ければ無駄に全てを外部委託の保守点検せずとも作れると上司に相談した事もある。

上司はその事を受け入れずにいたずらに時を過ごした時期がある。

折角専門分野を学んできた自身ではそれを体現や経験することなく現在に至ってしまい、もはや新たなる技術が出来て来ている今では自身もその分野を経験・精進できずに時代遅れの人間と化した。

常時そうした専門技術や知識と言う物は学んで経験していかなければその当時のままの錆びた鉄の様な物である。

今ではどちらかと言うと大枠は理解できるも若手に専門的分野は教授される側となってしまった。