あるあり日記

個人的な感覚・感想

個別で対処していかなくてはならない事に一つのキーワードで押し込め弊害が起こる

現在では環境・気候変動・エネルギー・格差・経済・働き方などのそれぞれの問題に対してサスティナビリティ・SGTsと言ったキーワードに凝縮している。

本来はそれぞれの事象などに対して個別に法律などを改正するなどして、対応していく事が自然であるが、相異なる事象においてもこのキーワードを全面的に出して無理くりに正当であるかの如く進行している部分が実は隠れた弊害を起こしている又は新たな問題に直面するであろうと言う現実を押し込めている。

普遍的な人間による日常活動では、革新的なデバイスなどを用いたり、ネットワークシステムと言う非常に危険なグローバル的な接続をしたことにより、個人情報の漏洩・企業情報の漏洩・詐欺・悪意あるプログラムによる福利厚生への阻害などが常に起こっている。

安易で便利なシステムの利用で契約書の内容や利用規約などの詳細を認知せず、どこまで行っても人間が構築したシステムであると言う現実感の無さ、それにおける脆弱性・バグ・間違いと言う出来事があたかも無い(完成されている)かの如く利用されている事が非常に危ういと感じる。

そもそもハードにしろソフトにしろデバイスにしろ現在商品化されている物は常に未完成の製品であり、適時アップデートを行っていると言う事に対して疑問を抱かない状況下というか考え方がおかしい。

時にAIなどと言う自動で考えを生み出してくれると言った幻想を抱き、未だに2進法(0・1・10・11・100・101・・・)しか計算できない様なシステムでは、0か1か、YesかNoか、容器の中が空か一杯か、エラーと言う状態である。

人間の思考をコンピューターで表すには少なくとも5進法(0・1・2・3・4・10・11・12・13・14・100・101・・・)くらいまでのシステムが構築されて初めて赤ちゃん程度と個人的には考える。

表面上では16進法(0~F)なども利用されているも、結局は2進法への変換しての送信なり計算なりである為に、どこまで行っても桁が多くなるだけでその無駄の中間点をいかに作り出すかが技術の見せ所と言える。

そんな状態で量子コンピューターの期待がなされている所であるが、これもまた特殊な液体又は特殊な貴金属或いは特異な温度状態でなければならず、やや未成熟で机上だけの世界に近い。

と言う事は人間の脳の方が未だに閃きが起きやすくコンピューター(処理速度は勝が)よりも新たな次元を見出す可能性が高いとも言える。

話がだいぶ逸れたが、便利で安価な物がいともたやすく手に入る現状ではその裏の面と言う部分が実は隠されている。

これは自然破壊にも共通し、少なくとも人間が生活をしていくには自然破壊は付き物と言う事である。

また人間に対して脅威ともなる生物や微生物においては防護策を施すか、根絶やしにするか、弱小化しなくてはならない現状もある。

現在は新たなる時代への過渡期であり、そうした混沌とした中で生きている時期でもある為に、未だにそれなりに完成された物などへ至るには時間が掛かりそうである。

独国が水素発電推奨するもEU圏内では例外であり、日本の水素燃料技術は浸透しない

昨日はグリーンとクリーンを誤って表記してしまったが、結論としては同じであるのでそのままとさせて頂きます。

さて、ドイツが発電に関して水素技術を取り入れると言う動きがネットニュースで挙げられており、日本の水素エネルギー技術があたかも商機であるかのごとく記載されていました。

多くの人々がおおところでは分かっている事だが、発電とガソリン自動車技術を混同している部分が見受けられたところと、そもそも日本の自動車技術経済を踏み倒すと言う前提が欠如されており、エネルギー転換技術だけに焦点を当てている所がマスコミの甘さと言うか無知をさらけ出していると言う面だけを顕にしている。

水素自動車にしろ水素発電にしろ水素そのものを作り出す事がいかなる手段を用いても汎用的にはならない事から、既存の天然素材(資源)には打ち勝つ事など出来はしない。

また出力として原子力に勝るものはほぼ無く、再生可能エネルギーの不安定さと言う物を今回のネットニュース記事でもって露呈してしまった結果と個人的には感じる。

ウラン(プルトニウム)・石炭・石油・天然ガスシェールガス・太陽光・水素・バイオマスメタンハイドレートと言った具合の個人的な序列でエネルギー変換は費用対効果など考えると、やや前後はすれども現実的ではないかと感じる。

問題がエネルギーをいかにロスなく安定供給できるかと、安価な蓄電池(固形電池)の技術に依存すると思われる。

今の所では欧州では火力(天然ガス・石油)と原子力とのせめぎあいで、水素発電普及の余地は無い。

エネルギーでは無くコンピューター(記憶と処理)の技術ともなると量子学的に液体の媒体(半導体では無く水)になる可能性は未知の領域。

分野ごとでそれぞれのせめぎあいがあるも、国が主導で動かない限りはどの国でも言える事で、今後どれが主導になるかもその国次第(都合)と言う事である。

欧州連合の意向次第でコロコロとエネルギー問題が変えられる

今日のネットニュース記事で見かけたが、EUによるクリーンエネルギー投資として原発が検討されている模様だ。

世界的に見れば、環境問題などにより脱炭素と言う大義名分のもとで再生可能エネルギーの普及を近年打ち出したばかりである。

その中には火力は勿論の事、汚染が懸念されている原子力においても反対の波があり、陰では日本の自動車技術(ガソリン車)の台頭を崩さんとばかりに何かしらのいちゃもんを付けると言う明らかな言動が見られる。

EU連合の意向と欧州諸国ではそれぞれの思惑がある為に齟齬が生じているが、当面は日本・中国・米国に対する脱炭素と環境問題を上手く利用し、経済的・政治的にも優位な立場に返り咲こうと目論んでいる事は間違いない。

英国のEU離脱によりだいぶEUの威光は薄れたものの、それでも歴史的に見るローマ帝国などを目指しかけたのは現代でも意気込みだけは衰えていない。

幾つかの大惨事を起こした大型原発では地震の少ない欧州においては適切であるが、日本などを始めとする地震大国などの自然災害の多い国などでは適切では無く、近代の技術で確立されつつある小型原発を恐らく含んでの原発推進をEUは考えているかもしれない。

ただそれでも原油をはじめとするCO²排出が懸念されるものに対しては依然として厳しい状態にある。

今回のこのEUが原発をクリーン投資と言う認識を示した事で、いかに欧州主導で環境問題とエネルギー問題などが反転するような事態が起こるのも考え物である。

こうなってくるとSGTsなどもただの流行みたいな程度で、何時考え方が変わってくるのかが分らない状態とも言える。

大元の発信は英国であるが、EUを離脱したためにまた異なった大義名分を使用した経済的な方向転換は元に戻る可能性がある。

すなわち原油(主にガソリン)の使用は大丈夫であると言った事を言い出す可能性すらある。

政治と経済を両立させるとやはりおかしな現象が起きる事は今回の件でも立証されたと個人的には思えて仕方がない。