2020-06-25 マイナンバーとスマホを連携させる動きから見る個人情報の紐づけ進行 社会 個人情報 マイナンバー 政府がマイナンバーカードの促進の一環として、スマホの情報とも紐づけするという検討がなされているようです。 既にコロナ影響で特別定額給付金などのオンライン申請ではマイナンバーカード保有者が適応されると言う状況を作り出したために、今後一層個人情報(住所氏名だけでなく国家資格や免許・健康保険・金融情報)の紐づけが進んでいくと思われます。 マイナンバーカードを作成しておらず、通知カードのみの保有者は6月25日をもって通知ガードは身分証明書類として有効ではなくなった事で、カード作成の促進を促していくと思われます。 来年を考えると健康保険証がマイナンバーカードと紐づけされる事を考えるとカードなどが多いご時世では、一つのカードで多くの申請や手続き、身分証明などが行えるので便利にはなります。 一つ懸念として考えられるのはその個人情報満載のカードを紛失した時が一番のネックとなるかと思います。 また一つのカードで多くの手続きが出来ると言う事は、公的機関だけでなく民間事業者単位での個人情報の漏洩も懸念が感じられるところですので、カードの紐づけを優先するよりも個人情報の取り扱いと漏洩への対策・法的な整備が非常に重要となってくるのは言うまでもありません。 言い方を変えると公に多くの個人情報が獲得できてしまう時代の到来とも言えます。 某国の共産主義社会では個人情報の徹底的な管理を行う事により国や与党が一般国民を支配している様な状況もある事もメリットだけでなくデメリットが大きいであろう事は解ると思います。 個人的にはこれはある意味での差別化にも関連してくるであろうと考えられますので、マイナンバーカードによる多くの個人情報の確保又は紐づけと言うものはデメリットの方が遥かに大きく感じられ、こうした政策が検討され施行されていくのがやや危ういのではないかと思っています。