あるあり日記

個人的な感覚・感想

本来の目的から逸脱しているふるさと納税

これは個人的に前々から思っていた事ですが、当初ふるさと納税と言う制度を開始した目的は、個々人の地元である地域や限界集落などを抱えた地方の活性化(創生)が本来であった筈だと思っています。

しかしながら年月を追うごとに、地方自治体が何故か競うように寄付金に対して過剰なお返し(返礼品)をするようになり、注目されている事や寄付金が多く集める事が目的になってしまい、その地域のためになっていない状態となりました。

それはその地域の特産品であったり製造品であったりするものでも無く、ただ単に高額で注目される贈答品競争にもなっています。

また国民に関しても本来の目的から逸脱し、地方活性を目的とせずに返礼品目当てであったり、節税対策と言ったような方向性が目立ってきています。

こうした状況は報道においても注目され、地域ごとに寄付金総額ランク付けや注目の返礼品などを流すなどバカげたやはり偏った報道の在り方が目立ちました。

とある地域では国からの助成(措置制度)から外された事に対して訴訟を起こし、見事に違法であると勝訴しました。

これもおかしな話であり、この地域は何を目指しているのかが的確(適正)ではないように感じてもいます。

一体何故当初の目的から逸脱した方向性に進んでしまったのか理解に苦しみます。

あくまで個人的な感想ですが、適正に行っている地域や本当に必要な地域になんぞ寄付金が集まっていないのであれば、こんな事はもう止めてしまった方が良いのではないかとさへ思っている事です。

と言うかすぐさま止めるべきです。