一気に冷めてしまう
何事もそうであるが、作りや仕組みなどが分かってしまうと今まで不可思議に感じて興味などが注がれていた熱意が冷めてしまう事がある。
人によっては物事により解明できた事や今後の発展や自身の強みとするなど良い側面の方が多いも、娯楽などの部分においてはこれによりつまらなくすると言う側面も持ち合わせる。
近年では動画のコンテンツが充実し、あらゆる情報の取得が身近である一方でマジック・手品の分野で種明かしをする様なモノも多く見られる。
マジックの様に種がある事は判り切った代物だが、それでも見せ方により人々を楽しませると言う娯楽の一つである。
昔のように古典的な技術で見せていたものから、科学技術の進歩により電子機器などを併用して更なる不可思議な現象を見せるまでになっている。
純粋にこの手品やマジックを楽しむのは良いが、ある部分では詐欺やスリ、オカルトや宗教的な活動に用いるなど負の側面も顕著になり、昔ほどの人気を博するものではなくなった感がある。
そうした科学技術や情報の取得が簡単になってきた現在では良い側面での楽しみを消失させると言う現象を引き起こす時代でもある。
だからこその仮想現実や拡張現実や複合現実などを体感できるようなモノが人気になってくるのも仕方がない。
娯楽分野においてもこの競争は激しく、過激なものを求める傾向は留まるところを知らずに増すばかりである。