あるあり日記

個人的な感覚・感想

核燃料再処理施設の更なる完成延期

原発で使用済みの核燃料を適切に処理し保管をすると言う再処理工場の完成がまたもや延期されました。

思い起こせば1993年からこの再処理施設の計画(建設開始)が始まったわけで、当時は1997年に完成と言うはずで事は進んでいました。

予算も約7600億円と言う額だったと思います。

現在に至るまでに原発の事故があったり、規制などが更新されるたびにこの再処理施設の建設完了は延々と25回もの建設完了予定が繰り返されています。

そのおかげで予算が2兆9千億円という訳の分からない金額にまで発展して行きました。

話をすり替えると某米軍基地がある所には特別交付金が多く上乗せされ、地域の雇用促進にもつながってほぼ癒着(依存)状態であり、この原発の再処理施設においても同様の事が起こっています。

そもそも論で原発による発電がある程度安全に稼働できる様な技術があるならば、使用済み核燃料を同様に規制値レベルの放射線量まで下げて保管できる(廃棄できる)技術も恐らくですが可能なはずです。

これはやはり一部地域での特別交付金や建設業界などでの税金がらみの癒着と垂れ流しの状態と言えます。

今回は22年度には完成と謳っていますがおおところでまた延期がなされるのが落ちでしょう。

話は少しずれますが、原子力発電に関してもかなりの語弊と言うか情報操作がなされており、適切な計画や安全に稼働できる技術を有していると言う情報がなされていないのが現状でしょう。