あるあり日記

個人的な感覚・感想

軍部出身のトップであるが故のあからさまな行動に多くの文官達は理解できないでいる

古来より紛争や戦争などによる成果では、文官的な手法よりも武官・武将での結末で決まる事が多かったが、文明などの発達により武ではなく文に偏るとえてして防衛が疎かとなり、また国民達もそうした戦争時ではなく文明を横臥するきらいがあり、幾つかの歴史的な変遷に大きな影響をもたらしてきた。

近くを攻め離れた国と結ぶ、或いは共同的な同盟なものにより一つの国を滅ぼす事など多くの歴史が証明して来ている所である。

ましてやその国において歴史的に最大の版図であったであろう地域では特にこの傾向は高い。

今回の露の侵攻では文官達の理解が程遠い出来事であろう。

特に軍事経験などを経て更に実践などを経た人においてはこうした外交的な手段は通用しない。

現在の科学技術による軍事技術では本来なら滅ぼそうと思えば一発で終わる時代であるがゆえに、古典的やや近代的な軍事侵攻をすると言う軍部出身者ならではの手法であり考え方の表現方法でもある。

国を滅ぼすならいざ知らず、国を獲るともなれば余計な所への攻撃は後からの始末が大変である事は承知の上での手段である。

平和慣れと言うか、戦争など起きないと頑なに信じているような人々が蔓延っている時代では特に印象が大きく、それと同時に連動するかのように同じ思想を持っているトップがいる国が動き出すのは時間の問題とも言えるが、露以外での他国の多くは軍部出身者では無い為にこのように用意周到で鮮やかであからさまな侵攻は難しく、下手をするととんでもなく後先の算段も出来ない様な事をしでかす可能性が高い。

文官達が幾らわめこうがこればかりはどうしようもない。

そう想定外と言う言葉がお似合いだ。

古代では今のように情報入手手段が限られていたので、やり方などどうにでもなった出来事もあるが、現在のようにネットワークシステムにより情報をリアルで更に攪乱させやすいとも言える状況の為に、更なる脅威的な印象を与える。

露は計画的な軍事的手法で収め、中は北をどうにかするのか自爆させるのか、それとも台を取りに行くのか分かりにくい。

歴史的には台も朝鮮半島も同じ重さだが、陸続きか海上を獲るかでだいぶ他国(露も含む)の動きも異なる事と、明や清の様な全盛期を終え末路に近いような時期にも似ているきらいがある。

ただこの国は古来からそうだが、統一された時代が長い事が少なく分裂したり獲ったり獲られたりする事の方が多かったからこその今である。

ただ異なるのは日本の防衛体制などが現在では古来とは変わっているので、ここは大きな歴史的にも無いご時世である。

露によるウクライナ侵攻情勢ばかり報じているよりもその先の次の一手が肝要。

何処が動くのか?意外な所が意外な方向から来るかもしれない。