あるあり日記

個人的な感覚・感想

侘び寂びとおもてなし効果を薄めてしまった現在

それぞれの国々や地域などにおいて古来より伝統文化として様々な作法が行われているも、現在ではそういった効率化や時短に重きを置く傾向が高まってきたが故に世界的に衰退傾向にある。

日本においても漏れなく、侘び寂び・おもてなし・礼儀作法・義理人情など道徳やマナーでも省略し、それらが当たり前ともなってしまった経緯が機械的な思考を増長させてしまい、極めて民度の低い社会風土にも及ぼし価値観の変革が新たなる問題を増やしている現在とも言える。

普遍的な人々には奥ゆかしい・控えめで、諸外国にとって非常に強い効果を示した手法も今ではほぼ意味のない手段となってしまった。

こうした事も過度に行うといずれにせよ逆効果もはらんでいるので、その場その場での最低限での言動が適切ではあるも、消失しつつある現在社会ではその良さすらも無意味であるかのように扱われてしまう傾向が高い。

諸外国の表面上だけでの価値観を日本人は勘違いしたように受け止める傾向があり、本質は捉えておらず返って海外からの外交的手法により落とされてしまうと言う残念な国となってしまった。

こうして消失しつつある日本人の古来よりある人間性の形成にも影響は及んでおり、お門違いな体たらくな人々が多く社会を作っている状況ではおおよそながら日本人の良さと言う物を発揮する事は少なくなってきている。

面白いと言っては下品ではあるも、犯罪や反社会勢力の世界においても同様の事が起きており、義理人情・任侠の世界あったものが崩壊しているのが顕著である状態もおかしなものである。

歴史的に見てこうした変化が顕著に出ている現在では転換期・次世代への新たなる時代形成確立への変遷期とも取れる可能性はあるが、そうした変遷期・転換期の時期に巻き込まれる人々は科学的な思考で捉えればただの検証・実験・臨床研究の材料でしかない。