あるあり日記

個人的な感覚・感想

箱物事業後の公立と私立・民間との相違を見る

先回行政についての予算・決算などの価値観について上辺だけ考えてみました。

今回はその価値観や習慣・縛りなどにより、典型的である箱物事業から公共事業と民間や私立での相違をこれまた上っ面を触れる程度に考えていきます。

箱物事業と言っても様々な形態があり、国・都道府県・市区町村など何処が関与するかにもよりますが、おおかたは作りっぱなしで後はその地域が維持管理使用するなどが多く散見されるかと思います。

場合によっては民間へ売却や移譲・委託・貸借するなどして運営されている物もこれまた多いのが現実です。

特に税収が少ない所では維持管理などが適切には行われず、地域の住民などによる手入れが必要となる場合も存在しています。

箱物事業はなんだかんだで予算が通ればいとも簡単に莫大な税金により展開されるも、その一時的・短期的には公的な助成がなされるも、後は地域・住民任せな経緯があり、一方的に錆びれていく経過で、空き家住宅問題に近いような近くないような状態になります。

補助金助成金などの区分でも管轄する省庁が異なる為に、一般の人々は同義に扱っているもどれだけその事業が継続するかは国や省庁・都道府県・市区町村により偏りが出てしまい、一方的に地域へ移譲されようが維持管理や修繕増改築などを行うには面倒な手続きが必要になる場合もあり、地域住民への負担へと繋がります。

これまた典型的なのが学校・病院・福祉施設などです。

大学・病院など見れば分かるが、国立と私立との相違は次元が違います。

自治体でも漏れなく同様であり、市区町村役所などを改築・新築・移転などする際は特に問題になったり、建物内自体が未だにこんな様式になっていると言う部分があるのは、公的機関の宿命的な予算算出がいかに維持する事が困難かを謳っている様な物です。

一方で民間や私立などでは経営状況によりあからさまに維持管理増改築などが行き届いていたり、その職場の人材配分や人員などにも影響されていていい所であったり、経営者悪ければそれなりであったり、潰れたりなどして新たなる店舗なりができたりしている経過が見られます。

公立の場合は中々潰して更地にしてなどの塩梅が予算ががっちりしている為に、無駄な様相になっていたり、地域により細々と活用と言えるかは見方により異なるがそう言った所もあるようです。

民間・私立の良い部分は予算における項目区分がある意味でいい加減で簡単に増減できると言う所から撤退や活用、新規展開などがやりやすいからこその部分が非常に大きく、公的機関では一度決めたら中々他事業への転用できないと言う事が箱物事業の無様さに現れています。

更に言うと先回も触れたように決められた予算を使い切らないと削減されてしまうと言うねじ曲がった習慣からこうした不具合が生じると言う経緯が今でも準じているので、もう少し税金についての執行機関元がどこであるかと言う事を考えるのは重要です。

それらを考えると何かしらの税金や罰金などがどこで何に使用されているかはそれこそ貸借対照表、所謂決算報告の内訳を公表されている範囲で見ていく必要があり、状況によってはオンブズマンなどにより情報開示請求などを行い適切かどうかの判断をすると言う状況もあります。

皆さんも一度、自身の住んでいる地域・自治体の収支報告や気になる所の事業・団体・企業・組織に対する情報開示がどこまでされているかを見てみるのも面白いものです。

メディアなどではよく公共事業や国・都道府県などへの批判が偏って展開されていますが、最も適切でない所は意外に身近に潜んでいるのかもしれませんね。

記述する事は出来ませんが自身がここ数年気になっている団体・組織は反社では無いが、委託事業が重ねられており詳細な事業公表が示されていない所があります。

適切に示すならば事業自体は良い部分だけ公表されており、過程や求める情報が出てこないのが闇が深いと感じる部分です。