あるあり日記

個人的な感覚・感想

利害の一致

国や地方自治体の様々な政策では、時折思いの外に良くも悪くも一気に進展するような事例がある。

そうした時にある程度進展した段階で不測の出来事や問題などが取りざたされる現象も多くある。

これ等の進展には言い方があっているかどうかはさておき、利害の一致が官民において合致した結果が招いたものと言える。

ただ多くはその時々の流行や時勢により進んだもので、推進と拡大のみを目的としている事が多く、不測の事態などのデメリット面に対する抑止はほぼ図られていないと思える。

何かしらの事象があり、後になって抑制や規制、改善などを進めようとしても、残念ながら莫大なコストが必要となり大事にならない限りは放置されたり、日和見を決め込む流れが見られる。

近年話題に上る、環境・エネルギー・労働・少子高齢化・格差などの社会問題に対する政策もこれらの一因に残念ながらなりつつある。

また歪められたり、誤ったような情報の周知の仕方にも依然として改善される事なく拡散される事態が多い。

こうした流れの一例で、太陽光発電の促進が招いたものが問題の渦中に入りつつあり、そもそもの促進目的と大きく乖離している状態が異常である。

元々大陸側と異なり平野部が少ない日本においては限度がある。

太陽光だけでなく風力でも洋上でも、地震や台風などの災害が多い環境では余り向いていない物を推し進めると言う事は、何かしらのデメリット面を背負うと言う、非常に怪しい政策になるのは致し方ない。