あるあり日記

個人的な感覚・感想

自粛・休校による子どもと高齢者の現状

大型連休も迫り、連休中の動向も注視され、連休最終日に緊急事態宣言の継続かどうかの可否について調整されている中で、今回は子ども高齢者について現在の状況を比較として考えてみたいと思います。

学校が休校を継続している所が多くあり、一部ではオンライン学習や自習用の教材など配布して学べる子どもと、自宅に殆ど籠りきりに近い状態が長く続きストレスを抱えながらも学習が出来ない子供もいると思います。

昨日も近いような内容でしたが、このような休校(自粛)状態が長引けば長引く程に今後の対応に対しても格差が少なからず出て来てしまうでしょう。かと言ってオンライン学習などだけでは成長過程で構築されていく人間関係を学べるであろう学校には、学習だけでなくコミュニケーションなど学校ならではの学習や経験が偏ってしまう傾向が懸念されます。

またオンライン学習のシステムを取り入れるにはかなりの時間を要する事も想像できます。

子どもたちの面ではこうした状況下ではストレスだけで無く、学習面や集団における人間関係の構築・経験が懸念の対象と言えるでしょう。

一方で高齢者については一部では散歩したり、ゲートボールをしたり、介護福祉サービスを利用したりと通常であればこのような生活が出来ていた訳ですが、この中の一部に対して公園などの遊技できる場所の閉鎖や自宅内での自粛、介護福祉サービスの一部閉鎖や休業などにより自宅内に籠って生活している人々も多いかと思います。

高齢者が軽度であろうと体を動かしたり、話をしたり、頭を使ったりなどできなくなってきている状況も懸念されています。

全体的なADL(日常生活機能)の低下、特に筋力低下又は認知の進行や発生が起こりえます。

SNSや動画などで自宅でできる軽い運動など紹介されていますが、これはどちらかと言えば高齢者が見て行っているケースは殆ど少ない実態が考えられます。

自宅でやる事がある人や時折の外出が出来る高齢者であればこうした低下は少ないでしょうが、やる事も無くただ単に籠って(自粛)いるだけの人や介護福祉サービスが受けられない状況下の人ではADL(日常生活機能)の低下は確実に進行していくだけでしょう。

高齢者に関してもこうした状況が長引けば長引く程に影響が出てしまいます。

残念な事に保育園や開校している小中高等学校、福祉施設などでも職員が感染してしまうようなケースも徐々に起こっています。

これらの現象が拡大して行けばますます子どもにしても高齢者にしても、勤務している人にしても予防措置をとっていても起きてしまう訳ですので、緊急事態宣言による影響とコロナウイルス蔓延と自粛・休業措置と言うものは確実に様々な分野・職種・人々に影響を与えています。

今回は子どもと高齢者に関しての実態・現状を福祉関係の職業柄として考えてみました。