あるあり日記

個人的な感覚・感想

終いの場所選びはできるのか?②

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 人の終焉・終末期などは様々あり、先回はやや一般的な高齢者介護の視点から見た事例を上げましたが、今回は特殊な事例での終焉を見ていきたいと思います。

これはニュース記事でも話題となっていて、以前からこの安楽死と言う倫理的な問題が発生していて中々議論が進まない事でした。

とある女性が筋萎縮性側索硬化症と言う難病に罹り、その女性の担当医師かは分かりかねますが、医師による安楽死を望み委託したと言う事例が起き、その安楽死については違法との判断が下された事件でした。(嘱託殺人事件)

ここで難しいのは老衰などによる食欲低下による延命医療処置を家族や本人なりが望まなくて自然死させる事によるものではなく、余命があるにもかかわらず難病であるが為に安楽死を本人が望んで医師に処置をしてもらったと言う出来事です。

またこの記事に付随しこの難病を患っている国会議員による発言も話を難しくしている要因にも個人的には感じました。

自殺と言う行為であれば当然ダメな事ですが、本人が望んでの医療処置ですので本来であれば本人の意思を尊重できない日本社会であると言えるでしょう。

勿論こういった件に関しては、犯罪者の死刑制度や自殺の事件などにも極端な話では影響を及ぼしています。

話が変わってしまいましたが、楽しいとかもっと生きてみたいなどそう言った意思や目的みたいな物があれば安楽死と言う事例は起きてこないでしょう。

何をどう変えていけばよいのか自身でも考えあぐねますが、一番大事なのはやはり本人の意思であるような気はしますし、福祉や医療的な革新も求められている様な感じも受けました。

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