あるあり日記

個人的な感覚・感想

求心力が失われた政権の末路

現在の政権では埋もれていた事象についての掘り起こしが目立ち始め、政権を維持する事が難しい状況にあります。

単なる批判とかよりも、事実として過去の問題点にある違法性の話題などが徐々に周りから表沙汰にされ、閣僚から首相へと飛び火している辺りが末期に近い状態を伺わせてくれます。

かと言って抜群の政治的な影響を持つ人物が後任としていないのも事実であり、与党そのものの存在意義も薄れていくと言う感じがしています。

非常に古典的な古びた環境下にある政治であるが革新的な事が阻まれている世界では、古びたままであり新たなる政治が行われる事は無い。

よく世代や年代などの問題を上げるが、そもそもそうした人々を寄せ付けない世界である為に、一向に前へ進む事などは困難な経緯もあり偏りのある方向性や決断の出来ない政治が行われる。

政治家だけではなく官僚と言われる存在も同じであり、国の組織が如何に古き習慣や慣例、考え方を行っているのかが問題であり組織そのものの在り方を少しでも変化させていかなければ新たなる社会の運営は困難であると考える。

問題になる事象を求心力が低下すれば表沙汰にするような仕組み自体が良くない。

そもそもの問題や違法的な事象が隠されている様では話にならない。

オリンピックと大手広告代理店の問題にしても上げる方もする方もどちらも問題と言える。

そうした世界を作り上げて来ている慣例が良い方向性に社会へ還元されていない状態で、影響力のみを持ち続けることに意義を持つと言うような偏りのある世界観を作り上げる社会は一部良い面を持つ事もあるが、多くは余り良くない側面を作り上げる事がある為に、綻びが機会にある時に一気に崩壊するような現象が起きる。

だからと言ってそうした慣例などが一気に変化すると言う事も多くは無く、都合の良い一部のみを切り取り、後は何もなかったかの如く同じ事を繰り返し行う。

民主主義社会ではあるも民主主義国としては機能不全の日本は変化できない。