あるあり日記

個人的な感覚・感想

コロナ影響に伴う学校制度改正案と日本社会

自粛や休業に伴って社会だけでなく学生にとっても大きな岐路に立たされています。

休校期間や開校時期、自粛期間にどれだけ教育がなされているかは地域ごとでばらばらであり、これを夏休みを短縮したなどだけで補えるのかは疑問に感じています。

そうした中で政府では学校における始業開始時期や1学年を既存の範囲にするのか、範囲を拡大して1学年にするのかなど議論されている所です。

ただ差し当たっての懸念としては、範囲を拡大すると1学年でも保育園や幼稚園などから小学校への移行時に成長の差が大きくなってしまう事による影響が考えられる事と、一気に9月始業8月終わりにする事で一時でも進学や入学などに影響があり1学年の人数が極端に多くなってしまう事、卒業して就職するにあたり既存の年度でもって企業などが区切りをつけて、新入社員を4月採用している習慣もある事から空白期間が出来てしまい新卒が極端に少なくなってしまう時期が生じる可能性(政策方法によっては入学ですら空白期間が生じる)がありますので、社会としても改革や体制を変えていかなければならない事が考えられます。

企業の中でも通年採用をしている所なんかは日本国内において少数であろうことも考えられますのでどの分野や年齢であっても影響は避けられないと思われます。

一方で今回だけの措置として何とか埋め合わせをし、既存の年度でもって切り替えが出来るようにすると言うのも一つの方法であり、大学などの進学にあたっては日本人の海外留学者を促進または海外留学生のメリットや国際社会と同調させる事によるメリットと言うものを疑問視する声も出ている事から、今後どのように対処していくかは国内の全ての人々が注目視している事柄だと言えるでしょう。

個人的には9月始業案には賛成ですが、どのように移行していくかがとても大切な部分であり、変えていくのであれば社会全体の習慣や風習みたいなものを変えていかなければならないので、とても困難な事例とも言えますし、未来の社会を支えていく学生たちにとっても今後の方向性次第では意識的にも人格的にも環境的にも色々と影響を与える事になるのは間違いありません。

社会人である自身でも何が正しい方向性であろうかなど決めかねている状態です。