あるあり日記

個人的な感覚・感想

異なる世代間での交流が上手くいかなくなったのは家族関係の変化により生じている

現在では家督や血縁関係などにある家庭環境の中に形成される・育成されるものが崩壊し、個人主義的な側面を強調する・重んじる社会になっていると思われます。

昔ながらの家族や親族などの間柄をまだかろうじて残している人々もいるものの、どちらかと言うと成人すれば社会的に個人が主体として重んじられ、成人するまでの過程においても血族間での関係性をよりよく高める、異なる世代間での関係性に対する育成や経験などが阻害されている部分があり、社会に進出してからもそうした関係性などの免疫などが育まれていない為に非常に強い個性ばかりが高まる事が当たり前として通されていくので、交流関係における偏りや価値観の相違に対する違和感が強く出てしまう傾向が異なる世代間での良好な関係性を阻害していると感じます。

核家族主流でもそうした傾向が強い為に、三世代間或いは四世代間との生活経験が乏しくなる経緯により、偏向思想や個の価値観の相違に対する理解と言う物が形成されない世の中となっており、それが働く場所にまで波及して問題となっている事例が多く見られるようになってきました。

特に通信技術と日常生活の多様性が大きく寄与する部分があり、実体と通信技術を通しての交流に大きな乖離と偏見が生じてしまう為に、時には起こる事も無い問題や事件が起きてしまうのも致し方ない環境下であろうと見ています。

異なる世代間での相違は当然の事ながら生まれてきてからの育成環境や社会体験などにより時代で異なるのは当然であるが、家制度の崩壊により本来得るべき経験などが消失してしまった経緯があるので後になってから互いに理解に苦しむと言う現象が起きます。

家族を重んじるのか個性・個人を尊重するのかが曖昧である現在では、時折おかしな問題が話題として取り上げられる生活環境下にあるも、身に付けるべき事を後回しにすると言う現在ではとりわけ議論をしていても聞いていて・見ていても起こるべくして起きていると言うのが実態です。

科学技術の発達によりより便利な社会や日常生活を送る事により、失われてしまった感性や衰える体質などは交流関係以外でも健康寿命などと呼ばれているものにも影響を及ぼすであろうし、ここ20年前後においてかなりの変化が自然的に生ずる可能性は高く、少子高齢化などと言われている現在の状況などよりも深刻な事態になるのは時間の問題だと感じます。

比較的元気な高齢者が存在するのも今だからこそであり、今後20年後以降の社会においてこうした状態が継続すると言うおかしな見立てをしている有識者やコメンテイターなどはとんでもない誤った発言であると福祉関係従事者である個人的には思えます。