デジタル化による保守管理での典型的な問題点が露呈
民間の企業だけではなく自治体などにおいても遅れながらにも所々でデジタル化による推進は進んできている。
特に自治体など公的機関ではネットワークを利用するも、組織内だけでの社内ネットワークによる分割とソフトウエアの利用により内部での一応の活用は紙媒体と並行してハイブリットのような感じで行われているが、問題としてはそうした内部の情報の一部や結果の様なデータを次の機関などへ暗号化して送信する際や現在騒がれている様なメモリカードやフラッシュメモリなどの記憶媒体でのやり取りが一番危ういとされるプロセスと言える。
ICTが進むも情報のやり取りにおいて行政にしろそれを委託されている企業にしろ、情報漏洩対策への危機管理ガバナンスと意識或いはリテラシーの欠如が今回の事件で明らかになったとも言える。
通常使用するPCがいくらネットワークと分離されていたとしても、こうした暗号化して送信する時や記憶媒体などでやり取りをすると言う状況において古典的とも言える状況下で結局は失ってしまうと言う何とも情けない限りである。
マルウエアやランサムウエアなどのウイルス系での出来事であれば近代的なテクノロジーによる損失であるが、今回の件に関しては組織における保守管理を委託されている言わば玄人が起こしてしまっている事と行政におけるリテラシーの低さの露呈が見られた訳で、全くもって人為的なヒューマンエラーであるのでニュースを見てても擁護ができません。
こんな状況が時折起こる中でデジタル化を推進すると言う名目は潰れ、まだまだ改善の余地が多々あると言う状況下であるとしか言えません。