あるあり日記

個人的な感覚・感想

最低賃金が上がっても

物事には様々で多角的な視点がある。

最近最低賃金が上げられる方向性が決まったと言うニュースを目にする。

経営者目線と労働者目線ではこの事象についての印象はかなり異なる。

更に単にこの事象だけを受けてどうのこうのと言うのは無く、個人的にはそもそもの現在の働き方についてが問題となる部分が大きい感じがある。

その働き方で、期間工・任期付き雇用や非正規雇用者は依然と変わらず、期間の有無にかかわらず派遣労働者と言う区分が賃金を圧迫している仕組みを改善しない限り、雇用主も雇用される者にとっても損失となりやすい。

派遣事業者が今ではかなり大きく事業者数も増えていると言う事は、ある意味で必要であると言う部分が存在していると言う現実とそこに付け込んでの利益を上げやすいと言う条件が整っている状態をよく考える必要がある。

一部の高度な専門性などを持った分野においては、その中のまたごく一部分の人材を活用するために人材紹介事業者や派遣事業者などは有益であるが、一般的な職務ではそれ程に必要性は本来なく、何故か良い様に使われていると見える。

あくまでも物事の一つの部分だけを述べているだけなので、これらが全ての事象に当てはまると言う事では無い。

ただ余計な出費となり多くの人にとっての還元にはならない。