あるあり日記

個人的な感覚・感想

多様化

働き方について様々な意見や議論などがあり、雇用の多様性が広まりつつある現在では、終身的な雇用と言う考え方に良くも悪くも変化を与えている。

考え方や価値観などの相違もあるが、分野によっては昔からそうである部分もあったり、時代と共にその方が双方の利害が一致すると言う分野も出て来て雇用の仕組み自体を変化させてきた。

未だに偏った雇用の習慣はあれども、制度などの改正や新たな取り組みなどにより働き手主義の思想が多くなって、更なる多様性が広がりを見せそうな勢いも見られる。

ただ現実的に多くの人々がこの多様化により恩恵を受けているかと言えば、また別の問題が顕になってきたりしており、上手くいっているとは言い難い。

そうした時の多くは非正規雇用や期間限定の雇用、派遣社員などに頼る事となるも、そう都合よくマッチする事例が満たしているようには思えない。

また特に専門職など経験・資格などの条件を満たさないと成り立たないような分野では、実は満たしている人がいるにもかかわらず何かしらの要因により働き手を登用できないと言う事例も多くある。

そうでなくとも一般的な分野でも同じような要因により雇用に苦しむと言う現実があり、条件などを軽減してでも雇用しようと取り組むようなやや見苦しいと言うと失礼になるが、そういう状態の事例も少なくは無い。

この考え方や価値観の変遷により、働き手にしても雇用するものにとってもまた新たなる障壁ができたと感じている。