生活の変化
大手企業ではコロナ下での経済政策による低迷が抑えられ、賃金のベースアップが進められているようだ。
ただ、中小企業などでは効果は薄く、そこまでの思い切りができない所ではある。
そうしたような報道が目に付くも、社会全体では日常生活に大きな変化を及ぼす程の効果は、現在の物価上昇による価格の転嫁には勝てない。
またここ何十年と見ていくと、新たな生活様式の変化は訪れてその日常生活における支出は自身が学生の頃と比較すると増加傾向にあるが、一向に収入面でそれらに見合った増加と言う物は全体的には見られず、家庭において両親共働きや定年過ぎてからの年代でも働き続けなくてはならないと言う社会になっている。
制度による補助や助成などの仕組みも出来るが、半面で課税などの支出も同時に行われており、金銭的な支出が増加する便利で新たな日常生活に変化するも伴った収入にはなかなかならず、ただでさへ勤労の日本人と呼ばれているも更に勤労しなくてはならない習慣へと移行している。
これらはよく問題とされている経済的格差による大学への進学率や少子化などの社会的な現象の要因ともなっている。
雇用で良くも悪くも非正規雇用が緩和されたおかげで、終身雇用がやや終焉を迎えると言う時代にも突入し、雇用の不安定化と賃金の増加が抑えられると言う負の側面も出してしまった。
現在では自身が学生の時と比べると明らかにとても便利な世の中になったが、その反面で便利にはなったも代償として一方的に支出が増加すると言う生活が当たり前となり、それを維持するために働く事への時間に重きを置く度合いが増し、到底ゆとりある生活を送る、家庭を重視するような生活は中々難しい時代になったと感じます。
今は標準的な生活スタイルを維持・継続する為には収支が見合わない偏りのある情勢と思えます。