あるあり日記

個人的な感覚・感想

価格への転嫁

日本ではなんだかんだ様々な物が値上がりしており、物価高傾向と言う言葉を耳にする機会は多い。

これはあくまで国内だけの感覚で感じている経緯からのもので、世界的に見ると先進国の経済大国である国では比較的に今まで穏便な傾向であったと思える。

例外は除いて、モノ自体も世界に比べると手に入らない・手に入りにくいと言う一般的なモノは少ない方で、生活水準も豊かである。

お陰として給与所得も増えない訳が何となく想像できる。

この当たり前の状態から、ちょっとくらいの値上げがなされて困ると言う環境が作られてきた事で、なかなか日本では本来の程よい価格転嫁に臨む会社は見られずに牛歩戦術に近いような緩やかな値上げしか行えない。

公的な社会保障制度も海外から見ると多くの国民に恩恵をあずかれるものとなっており、それに対する税は当然に感じるも新たなる保障などを多くしがちになり、税金の値上げばかりに国は動いており、個々の家庭などでは収支が落ち着かない状態も作り出されている。

要因は様々ではあるが、現在の恩恵や生活水準が当たり前の価値観は中々変える事は困難で、経済の循環を正常に戻す方策は幾つかあげられているもののほぼ取り入れられる事は無い。

日用品や生活用品などでもモノによっては倍の価格にしてもおかしくないような状態のモノが日本では多く存在している。

安価を目指した結果が違う所に症状を表し、現在の社会問題としてのいくつかが起きていると言う経過は改善しなくてはならない。