あるあり日記

個人的な感覚・感想

集約型福祉施設の問題

児童・障がい者・高齢者などの福祉施設サービスにおいて、現在様々な問題が表面化されている。

元々の形態から現在の集約型や民間型の運営形態への移行の制度改正などによって、非常に偏った施設運営がもたらしたものが従来形式と最新形式でも方向性が異なるが、問題としては依然として変化しておらず、整備や方針、手法、方式などに漏れが生じたり、問題となっていても当たり前とも言える習慣化・常習化により利用者が損失を被ると言った事例などが多発している。

運営自体も問題であるし、制度自体も問題であるし、介助者にも問題があると言うような複合的な因子が絡まり、更に該当者・利用者自体への区別・分類などが多様化した側面も施設側では既存の方式や商業的な運営方式により健全な福祉施設としての形態がなされていない。

児童・障がい・高齢者について、様々な福祉施設サービスなどあるも、地域ごとによりまばらであり、施設自体の数も少ないと同時に職員も不足と言った所もある為に、むやみやたらに集約型複合施設に多くの利用者を詰め込む事例や職員配置や点検などが行き届いていない事により製造ラインの様なサービスとなり、人を物として扱って言うような事態が起きている。

医療においても漏れなく同様の過程にあり、過重労働を強いられるような最低基準での運営でおかしな事件も起こる。

国民健康保険社会保険介護保険についても財政の健全化が確保できずに介護・医療・調剤報酬において他のインフラ財政とかなりの隔たりが起きて、また控除の偏りも現在ではちらほらとようやく議題として上げられてきてはいるが、依然として思い切った改正には至らず、そうした分野で働く人々に対して適正な働き方と賃金形態はなされていない。

医療や福祉だけではなく、産業においても更に言えば保守的で製造や生産・運輸でも同じように土台となる部分は健全な働き方には程遠いと思える。

デジタル化やテクノロジーを取り入れるべき所は良い部分は取り入れ、不完全や未完・不良状態のものに関しては要検討で開発・研究・実験をしていく事で、職業による働き方はかなり改善される所と、不要ともなる労働者も当然の事ながら残念な面ではあるが時代の変化と科学技術の進歩や価値観の変化と思えるようになっていきたい。

自身は40代半ばでもう時代遅れの考え方と価値観が生じている為に、若き世代の考え方や価値観は理解してあげたいが譲れない部分もあるし理解に苦しむこともある。

ただ比較的区別や区分・分類などが多様化されている価値観が広がっている現在ではこうした古典的な人々は譲るべき時は潔くし、新たなるものはなるべく学んで活用すると言う事をしなければ古き制度やしきたりは変化しないし、発展にも寄与する事は困難である。

障がい者や児童への虐待などの問題も可視化されてきていると言う事は、制度や規制・規約・定義・点検などが如何におかしいのかが分かる事例である。